求職の手続き

 

雇用保険法における失業の状態とは、被保険者が離職し、労働の意思及び能力があるにもかかわらず、職業に就くことができない状態にあることです。つまり、ただ単に会社を辞めたという状態ではまだ足りず、仕事を探しているという意思と実際に仕事に就く能力が必要となってきます。

 

では、仕事を探している意思と仕事に就く能力があることを実際に示すためにはどうしたらいいのでしょうか?ここでハローワークが登場することになります。すなわち、ハローワークに対して求職の申し込みを行うことによって、仕事を探している意思と仕事に就く能力があることを示すことになるのです。

 

つまり、失業保険を受給するために最初に行うことは、ハローワークで求職の申し込み手続きを行なうことです。実際にハローワークに行くと「求職票」というものが備え付けられています。これに必要事項を記入して、離職票と一緒に提出します。こうして求職の申し込みの手続きが完了すると、失業保険の受給資格が決定されるのです。

 

失業保険を受給するためには、次のような書類が必要となります。雇用保険被保険者離職票、雇用保険被保険者証、住民票もしくは運転免許証、写真1枚(上半身、縦3センチ×横2.5センチ)そして印鑑です。この中のどれかが欠けていると、再度、書類などを用意してからハローワークを訪問しなければならなくなってしまいます。そうなると面倒ですので、事前にこれらの書類がちゃんと揃っているかを確認しておきましょう。